この記事では、教員採用試験や学校管理職試験を受験する方向けの教育法規の学習ポイントについてまとめています。
法規の学習は、やみくもに丸暗記するのでは、なかなか効率は上がりません。
学習のスタートに当たり、何に注意して学んでいけば良いのか、をまとめました。
教育法規を学習する際のポイントを3つに絞って説明していきます。

法規の勉強、こう考えるとなんだか気が重くなりませんか?
何を学べばよいのか、とか、何からやればいいんだ、とか、法令は全部しっかりと覚えなければならないのか、とか、いろいろ悩みますよね。
しかしながら、教員採用試験や学校管理職試験を受験するにあたっては、教育法規を学ぶことから避けて通ることはできません。
それは、職務上必要だから、ということだけではなく、教師を任される、あるいは学校の管理職として、ある意味自分を守ってくれることでもあるからです。
そう、自分を守ってくれるためにも法規の学習は必要なのです。
まずは、「試験科目だから」、というネガティブな発想から、「自分を守ってくれる」というポジティブな発想へと考え方を変えてみるところから始めてみましょう。
そうすれば、きっと、勉強へのモチベーションが維持できるはずです。
教員という夢を叶えるためにも、一歩一歩前に進んでいきましょう。
教育法規にどう切り込んでいくか?できるだけ簡単なことから入っていくのが鉄則!
教員採用試験や学校管理職試験では、どんなことを念頭に教育法規を学習していったらよいのでしょうか。

範囲も広いし、専門用語も多そうだし、教育法規の勉強は本当に気がめいっちゃうよ…。

法令名もそうだし、一体何条まであるのかしら。そこまで全部覚えきらないとダメかしら…?

どこまで掘り下げるかにもよるけど、まずは概略をつかんで、全体像から見ることから始めてみよう。
何々法第1条、第2条、第3条…こんな風に初めから一つずつやろうとしている人はいませんか?
おそらくこれだと、いやになってしまう人がほとんどではないでしょうか?
途中で頭の中がぐちゃぐちゃ、ということもあるかもしれません。
そうならないために、私が実際に経験した、効果的な学習方法を紹介します!

現場に即して、実際の場面を想像しながら覚えていくとスムーズですよ。
実際に覚えておくべき法令はこれだ!
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」なんていう格言がありますね。実際に受験を考えている自治体ではどんな問題が出題されていますか?
まずは、過去問題を何年分かを見てみましょう。
この段階では、問題を解けなくても大丈夫。
何が出題されているのか、どういう形式で出題されているのか、この点に注意しながら、自分なりにまとめてみましょう。
その上で、になりますが、出題される問題に”傾向”のようなものが見えてきます。
でる順、ではありませんが、出題頻度の高い問題というのは存在しているようですよ。
まずは、過去問を眺め、出題頻度の高い問題に目星をつけていきましょう。
始めのうちは、「狭く、深く」よりも、「広く、浅く」的な学びを私は推奨します。
まずは全体像を見る、概略をイメージする、どんな形式で出題されているのか目星をつける、こういったところから始めていきましょう。
そして、ずばり、覚えるべき法令を以下に絞ります。これらを中心に学んでいけば、8割は網羅できるはずです。
法規の学習が苦手な人は、以下6つの法規をしっかりと叩き込んでいきましょう。
- 教育基本法
- 学校教育法
- 地方教育行政の組織および運営に関する法律
- 地方公務員法
- 教育公務員特例法
- 学校保健安全法

まずは6法令、この6種類の存在(名前)を憶えておきましょう。
一つ一つを覚えるのではなく、点と点をつないでいく、そんな感じで進めていくことが最短!
例えば、法令には同じような内容が違う法令にも書かれていることがよくあります。
これが、頭の中がぐちゃぐちゃになる原因の一つと言えます。
あっちに行ったり、こっちに行ったり、というようなことはよくあるのです。
そうならないためにも、同じような内容を一つのグループと捉えて、そのグループ内で出てくる法令をまとめていく、というような学習方法はどうでしょうか。
一つの法令を順番通りに勉強していくよりも、記憶に残りやすいと思いますよ。
テーマを決めて学校現場をイメージし、その場面場面で必要な法令を結び付けていく、こんなスタンスで学んでいきましょう。

ポイントは、グルーピング。法令毎に覚えるのではなく、内容(キーワード)でまとめていく方法が有効です。
人格の完成を目指す?これこそが教育の原点だ
とろころで、先生を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
おそらくは実際にご自身が受けた教育に影響されている人がほとんどではないでしょうか。
いい先生に巡り会えた人が、今度は自分がいい先生と呼ばれたい、そんな思いもあるかもしれません。
それは素晴らしいことです。
自分の受けた教育を次世代につないでいく…自分が受けた教育のバトンを次の世代にわたし、そしてそのバトンをまた次の代へ渡す…
過去から未来へのリレーをイメージするとわかりやすいかもしれません。
教育には人を感動させる力があります。ひとりでも多くの生徒たちに感動を与えたい、そんな思いで先生を目指しているのなら、それは大変素敵なことです。
しかし、感動だけでは教育は語れません・・・。
教育の真の目的は何か、感動以外に何を伝えていけば良いのか?
現場では常にこのことを念頭に置いておくことが肝要です。
まずは、このことをしっかりと頭に叩き込んでおく必要があります。
感動だけでは自分を守ってはくれない。
”いざ”という時のためにも、教師としての後ろ盾、みたいなものも必ず必要になってきます。
それが、法規というわけです。
そして、この、”教育の目的”にもちゃんと法律の後ろ盾があるのです。
それが教育基本法第1条です。
教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
「人格の完成を目指す」…この言葉の重みを感じることができますか?
自分ではない1人の人間を、教育によって完成させる、これに携わるのが教員なのです。
どうですか?
なぜ、先生を目指そうとするのですか?教育とは何ですか?
じっくりと、その言葉の重みが理解できるようであれば、あなたもきっといい先生になることができるでしょう。
自分を守るためにも(もちろん試験に合格するためにも)、教育法規を正しく意味のある学び方で学んでいきましょう。
そして何よりも感動を与えることのできる先生を目指して、一緒に頑張っていきましょう!
(まとめ)教育法規の学習ポイントはこれだ!
では、何から手を付けていけば良いか、ポイントを3つに絞ります。
1.キーワードをつかみ、法規につなげる
法規を覚える一番のコツは、法令を全文を覚えるのではなく、キーワードを覚えておくこと。例えば、先ほど出てきた教育基本法の第一条では、
「教育の目的」とか、「人格の完成」や、「心身ともに健康な国民の育成」などがキーワードになります。
これらのキーワードを覚えていきながら、法令名とマッチングさせていく。
始めから、呪文やお経のように、全てを完璧な形で覚えるなんて難しいですよね。
まずはキーワードを増やしていく、これに徹していくのが良いでしょう。
2.まとまりで捉えてから個々を見る!
1と1と1を全部足すと全部で3、という考え方は、3は1と1と1から成り立っている、という考え方もできますよね?
どちらかと言うと、法令はそのように覚えていった方が効率的です。
例えば、勤務時間について問われることがよくありますが、勤務時間を考えるときは‟休み”も考えますね。
‟休み”の考え方も、実は土日だったり長期の夏休みだったり、これらは区別して考えます。
こんな風に、あるキーワードに付随する内容も含めて捉えてから、個々の法令を見ていく、こんなスタンスが大切です。
木を見て森を見ず、ではなく、森を見てから気を見る、こんなイメージですね。
3.学校現場の現実を知るつもりで!
「事件は現場で起きている!」なんてセリフが流行ったドラマがありました。
これから学んでいく法規は、当然のことながら、学校現場で実際に起こりうる内容に関する法令なのです。
初めての内容もあるかもしれませんが、来年は現場に立っている!と考えると、ある意味予習していることになりませんか?
実際に教壇に立っている自分を想像しながら、その法令が持つ意味を捉えるように学んでいくこと、これこそが自分を高めてくれることにつながります。
紙面にかかれた法律用語を覚える、という意識ではなく、
現場で起こりうることが紙面の上にまとめられている、
そんな感覚が大事です。
学校には全く関係のない内容はそこには出ていない。
教育現場で関係のあることすべてがそこには書いてある、という感覚を忘れないようにしましょう。
ということで、まとめます。
<<<教育法規の学習ポイントベスト3>>>
1.キーワードをつかみ、法規につなげる!
2.まとまりで捉えてから個々を見る!
3.学校現場の現実を知るつもりで!
どうですか?前向きに教育法規を学んでみようと思えましたか?
時間はかかるかもしれませんが、とにかく、少しずつキーワードを増やしていくことです。
これから学ぶこと(教育法規)は、まさに学校現場の事前学習です。
さあ、ネガティブな気持ちは捨てて、感動を与える先生を目指して、教育法規の学習、頑張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
