管理職試験における論文、どのように対策していますか?
特に初めて受験する方は不安が多いでしょう。
「何から書き始めたらいいの?」
「なんとか書いてみたけど、これで大丈夫かな…?」
「誰か指導してくれる人はいないかな…?」
いろいろなお悩みがあると思いますが、筆者が経験した方法をまとめました。
皆さんの最後の砦になれば幸甚です。
このブログが伝えたいこと
- テーマは教育トレンドの準備から
- AIを活用すると勉強のスタイルが変わります
- 現任校の管理職(校長先生)も味方に
教頭試験における論文は最新教育トレンドへの見識が問われる!
教育現場は、ある意味不易流行です。

不易流行をひと言でまとめると、「変わらない本質(不易)と、時代に合わせて変わる部分(流行)の両方を大切にしよう」という考え方です。
今、教育現場にはどのような流行があるのでしょう。
- (いよいよ)学習指導要領の改訂
- 部活動改革進行中
- 多様性の包摂
- 情報活用能力の育成
- PBL型学習
- 不登校、インクルーシブ教育、などなど
これらは、教育雑誌やネットからも簡単に検索できますし、最新版の問題集にも間違いなく出てくるキーワードです。
管理職試験では、こういった新たな教育課題についての理解とそれを踏まえたうえでの自分の考えについてまとめていく力が求められています。
もちろん、不易の部分、昔から変わらない教育現場に必要な法的範囲の出題への対策も欠かせません。
そういった、不易の部分と流行の部分をバランスよく対策していくことが必要になります。
問題集には、予想される問題と、その解答例がまとめられているので、まずはそこから練習していくことになると思います。
しかしながら、丸暗記するような勉強はお勧めできません。
なぜなら、予想問題と全く同じ問題が出題されることはほぼないでしょう。
仮に同じような問題が出題されて、解答例をそっくりそのまま解答できたとしても、上辺だけの薄っぺらい解答になり、他者との違いを見いだせなくなる可能性もあります。
大切なことは、キーワードとなる最新トレンドへの深い理解と、あなたならどう考えるか?について、しっかりとした論文形式で書くことができているかどうか、と言うことです。
最新トレンドについて言えば、例えば文科省から、例えば自治体の教育委員会から、概略やポンチ絵のような補助資料が出ていることが多いですのですが、それらにはたくさんの重要な文言が隠されています。
そういった、教育トレンドの中によく出てくる文言やデータなどをしっかりと論文の中に落とし込めているか、と言う観点も重要になってきます。
そういったことを踏まえ、まずは出題されるであろう出題内容と、解答パターンを身に付けていく、これが第一歩となるでしょう。

文科省のHPや、自治体のHPから、必要と思われる資料、ポンチ絵等、必要に応じてダウンロードしておくことを強くお勧めします。
論文の書き方、AIの活用でもう悩まない!
勉強のやり方は人それぞれだとは思いますが、問題集やら用語集みたいなものに加えて、自治体の傾向を探ることは重要です。
自治体によっては、過去問題も公表されていますから、数年分は確認しておくことが重要です。
その上で、最新のトレンドを探っていきましょう。

問題集も全部やり、資料も各方面から集めて、それを論文の材料にするって、結構大変じゃん…
その通りですね。
ところが、です。
現代は、AIの時代です。これを利用しない手はありません。
私が実際に経験して、これはすごい!と思ったツールを2点紹介します。
特に、今まで一度も試したことのない方は、まずは騙されたと思ってチャレンジしてみてください。
何でも聞いて!生成AIは立派なパートナー
私はアンドロイドのスマートフォンを使用しています。
アンドロイドではGeminiという生成AIが利用できるので、私は主にGeminiを利用しています。
難しい使い方はありませんが、問いかけに一工夫加えると、違った回答を用意してくれます。
そして、何よりもすごいな、と思っているのが、提案された内容をどんどん深堀できることです。
つまり、会話が可能と言うことです。
何かの問いかけに対して、「それって、〇〇ってこと?」とか、
「別の視点でいうと××ってこと?」というように、どんどん話を膨らませることが可能なんです。
自分の考えをGeminiに伝えて、その返しを受ける。まさに1対1で、専属の家庭教師になってくれるんですね。
さらに、優れているのが、「これまでを踏まえて、〇〇の視点を盛り込んで、高校の教頭試験の論文用に800字でまとめて」と打ち込むだけで、ビシッとまとめてくれるんです。
すごくないですか?
問題集では、ある意味当たり障りのない無難な解答例が提示されていますが、生成AIでは、自分とのやり取りを盛り込んだ解答例を提示してくれるのです。
もちろん、100%信用していいわけではないので、自分で最終チェックは必要です。
しかしながら、私の経験上、致命的なミスはほとんど見られませんでした。
で、これをワードか何かにコピペしてファイリングしていくことで、自分専用オリジナルの論文対策問題集が出来上がります。
大切なことは、すべて丸投げで解答例を用意させるのではなく、自分の考えを伝えた上でまとめさせる、この手間は惜しんではいけません。
さらに、実際にワードにコピペした論文を読み返してみると、自分で修正したくなります。
コンピュータに原案を用意してもらい、あとは自分の手作業で自分の考えを落とし込む。
この手間があるからこそ、記憶にも残りやすくなり、説得力のある論文に仕上がっていきます。
マジか…知らなかった。もっと早くから知っておけばよかった…
2つ目は、これは普段の仕事にも十分利用できる優れものです。
その名もGemini Notebookです。
これは、アプリもありますが、Googleのウエブサイト上でも利用できます。
Googleのアカウントを持っていれば、誰でも無料で利用できます。
これは、とにかく最強だと思っています。
これだけでブログは何本でも書けてしまうくらい色々な機能があり、このブログでは一部だけの紹介となってしまいますが、興味のある方は、検索すればそれこそ山ほど解説記事や動画がでてくるので、それこそググってみてください。
論文対策としては…
基本的にはGeminiと使い方は同じですが、何が違って何が優れているか、についてまとめると以下のとおりになります。
- 自分でソース(題材)を準備する
- 返答は、そのソースにある内容のみを根拠とする
- ウェブとのつながりを持たないため秘匿性がある
- さまざまなアウトプット(studioと呼ばれている)が用意されている、などなど
利用したことのなかった方は、まずアクセスして、遊び半分で色々やってみることをお勧めします。
論文対策としては、私は以下のように利用していました。
まず、ソースとして、先ほどダウンロードした自治体からの資料やポンチ絵を準備します。
例えば、今年は文科省からネクストハイスクール構想が出ています。
この資料をソースに置きます。そうすると、まずはチャットという欄に解説が出てきます。
ここは、Geminiの使い方と同じです。何でもチャット欄に打ち込んでいくと、その返答が出されます。
この返答は、その資料のみから検索した結果のみを提示してくれるので、他の情報は入り込まないという正確さがあります。
で、秀逸なのがstudio機能です。
とにかく使ってみてください。
論文の作成は言うまでもなく、一問一答形式のフラッシュカードやらスライド資料、動画解説まであります。
これらは論文対策の域をすでに超えています。
音声解説は論文対策ばかりでなく、面接練習にも役立つ!
たとえば、音声解説なんかは、目からうろこが出てきます。
私は、出勤時間の車の中でこの音声解説をずっと聞いていました。
2人のキャストが、そのソースを勝手に深堀して、会話で説明してくれるのです。
内容も、自分では気づかなかった視点を盛り込んでくれています。
私は、ずっともやもやしていた勉強がスーッと、それこそ高速道路のようにはかどりました!
その他試験対策に必要な、自分好みのツールが各種取り揃えてありますので、ぜひ、実際に触れてみてください。
すぐに馴染めます。難しいことはないと思います。
現場の先輩管理職を味方につけるといいことだらけ!?
上司との関係は良好ですか?管理職をめざすなら、まずはここも重要です。
当たり前の話になりますが、校長先生や教頭先生はすでに受験を経験され、今のポジションについています。
今このブログをお読みになっている方は、おそらくその手前のポジションについている方々が中心かと思います。
まず、管理職の先生方との関係は良好ですか?
教頭先生なら校長先生と、主任のポジションについているなら教頭先生や副校長先生と、どのような関係性を持っていますか?
校長の立場からいうと教頭先生は片腕です。
教頭の立場からいうと主任の先生方は片腕です。
ただ立場が上だから、という理由だけの関係性になっている方がいるとしたら、まずはそこを変えていかなくてはなりません。
「好き」とか「嫌い」とかもあるかもしれませんが、現場に私的な感情を持ち込むことはヒューマンスキルの観点からも好ましいことではありませんし、そもそも管理職を目指そうとする心構えとして、いかがなものでしょう…。
学校という組織を動かす幹部である以上、施策に対しては一枚岩でなくてはなりません。
幹部職員が、それぞれのポジションで、信頼と言う目に見えない糸でつながること、この関係性を築いていくことが何よりも管理職への第一歩だと私は考えています。
そういった関係性が築かれていると、上司は必ずあなたを認めてくれるはずです。
何とかして、合格させてやりたい、そういう感情が生まれます。
少し話が逸れましたが、管理職試験までの日数がどれほど残されているかわかりませんが、思うところがある方は、まずはじっくり、ここから始めてください。
もちろん”おべっかを使う”とか、”イエスマンになれ”ということではなく、ビジネスとして信頼のおける関係性を構築していくこと、です。
中には、ひょっとしたら、仕事上尊敬できない、と言う場合もあるかもしれません。
それでも、そういう現状の中でどう立ち回るのか、という観点はあります。
そこでの”立ち回り方”がやがて管理職としての”あなたの立ち回り方”につながっていきます。
人間関係力、とでも言いましょうか…。
管理職との関係がうまくいってないな、と感じる方は、自分を鍛える、そういうつもりで人間関係を構築してください。
論文は誰かに見てもらって初めて自分のない視点に気づくもの
さて、論文の話に戻ります。
論文は書いた数に比例してうまくなっていく、と言うような話を聞いたことがあります。
ただし、やみくもに何本も書いても、時間と労力の無駄になってしまうことにもつながりかねません。
自分の書いた論文の何が良くて、何が足りなくて、どう書き直したらよいのか、という点は第三者に見てもらうのが一番です。
しかも、実際に同じ試験を経験した人(=管理職)に見てもらうのが一番手っ取り早く確実です。
恥ずかしい、とか、自分の能力の低さがばれてしまう…なんて考えている人はいませんか?
私が思うに、そういった心の内も含めて相談できる関係性が大切なんだろうと思います。
年齢の違いとか、同じ教科とか、はたまた昔からの知り合い、とか、いろいろあるかもしれませんが、少なくとも今の職場での関係が上司と部下であるならば、そこは乗り越えるところではないでしょうか。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とも言います。
その壁を乗り越えることができれば、自分にとって最強の応援団になってくれるのが直属の上司だと思います。
論文試験が終われば面接もあるでしょう。
良好な関係性が保たれれば、面接の練習相手にもなってもらえます。
現職の管理職はそれぞれの立場で、自分の後継者として活躍してほしいと願っているものです。
(そうでない方もいるかもしれませんが、その場合は、自分を鍛える訓練相手としてとらえれば、それはそれで良し、と捉えましょう。)
「管理職試験に向けて、今一生懸命取り組んでおります。お忙しいところだとは思いますが、論文の添削をお願いできないでしょうか?」
勇気をもって、この一言を伝えてみましょう。
この一言が、管理職に向かうあなたの立ち位置を、一歩も二歩も前に進めてくれます。
一年先になるのか二年先になるのか、それはわかりません。
このような気持ちで管理職との距離を近づけることができれば、あなた自身の管理職としての一歩を踏み出すことになるでしょう。
今年はその一歩を踏み出す大きな意味を持つ年です。
前に向かって、どんどん突き進んでいってください。
頑張りましょう!!
もし管理職との関係や何か不安な点、疑問等があれば、コメント欄からお知らせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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